香川で三線　三線で笑顔の「さいさい」活動日記

バリ島へ行ったことがある人なら「ケチャックダンス」か「レゴンダンス」をご覧になった方も多いと思います！

ケチャもレゴンも筋は「ラーマヤーナ」です。
ラーマヤーナとは、「ラマーの物語」と言うことです。

ラーマ王子とシータ姫の物語です。

筋は、セイロン王で悪魔の王ラフワナがシータ姫を拉致しに来るのですが、仕事に出かけるラーマ王子は弟のラクスマナ王子に姫の警護を依頼します。
ところがラフワナは手下の悪魔を黄金の鹿に変えて姫に見せます。
金に目がくらんだ姫はラクスマナ王子に鹿を捕らえてくるように命じます。
ラクスマナ王子が鹿を追っていって姫は一人になりラフワナに拉致されてセイロンにつれていかれます。
それを知ったラーマ王子はシータ姫奪還のため直ちにバリの空軍を送ります！



そうです、それがガルーダです。
でも失敗します
そこで今度は陸軍を送ります。
それがハヌマン王の猿軍団です。
そして奪還に成功します。
劇は、ここでめでたしめでたしで終わります

しかし、この物語には続きがあるのです

シータ姫は、ラフワナにレイプされ妊娠していたのです。
そこで失望したラーマ王子は姫を猿の王ハヌマンに命じてジャングルに捨てに行かせます。
そして悲観のうちに姫は死にます。

そして教訓が残りました。
「欲深い者には罰が下る」

はい　めでたし　めでたし！
でもこれを劇でやると世俗っぽくて詰まんないでしょう！
だから　その手前までしかやらないのです。

皆さん　これを見て拍手して終わりですが意味が深いのです！

ガルーダは伝説の鳥でバリの空を守る神様です。
ふなきちさんが、イラストを描いてくれました！
イメージに近いですね♪